コロナ禍により多くのイベントや講演会などがオンラインによるライブイベントへとシフトしました。ライブ配信でもお客様とつながれることはわかりましたが、やっぱり出会いたい。お客様と顔を合わせて、目を見てお話ししたい。

ハイブリッドイベントでハウリングを起こさないためには

先日の記事では文章だけでの紹介となってしまいましたので、画像を使って紹介できればと思います。

この様にオーディオインターフェースとミキサーを接続することで、ハウリングを起こさずにZOOMで遠方の出演者を招いたリアル会場+ウェビナーのハイブリッド配信が可能になります。

内容としては先日の記事と同じです。

  • PC(Zoom)から欲しい音は、海外の講演者の音声
  • Zoomに送りたい音声は、会場マイクの音のみ
  • 会場のスピーカーで流したい音は、海外の講演者+会場マイク

これをどう実現するのかという、機材の接続図です。
ZOOMの遠方講師の声はオーディオインターフェースからミキサー(図15ch)へ入力してあげます。そして、会場のマイクはAUX1というミキサーにある出力を用いて、PC(ZOOM等)へ送る音を作ります。もちろん会場にマイクが複数本あっても問題ありません。使用するマイクのAUX1をあげてあげます。ただ、オーディオインターフェースから入力した音(図15ch)はAUX1に送らない事。これがハウリングさせないポイントとなります。また、上記会場ではHDMIの音が16chに入力されていました。HDMIは、ウェビナーに視聴者として参加しているPCがプロジェクター投影のために接続されています。よって、ここのフェーダーには一般視聴者と同様の音声(会場+遠方講師)が流れてきていますので、フェーダーをあげてしまうと音がZoomを介した分だけ少し遅れた2重状態で、会場スピーカーに流れてしまいます。

さて、会場の講師がご自身のPCでPowerPointを使って画面共有したいとか、講師の顔はそれぞれノートPCのカメラで撮りたいといった場合はどうしましょう。講師の前にノートPCを置いて、マイクはミュート。スピーカーはOFF。これでウェビナーにパネリストとして参加いただければ大丈夫です。ただ厳密に言いますと、これだと会場のマイク(ホストPC経由)と講師PCのカメラ映像で、時間差が発生してしまうため、口の動きと音声とが若干ずれてしまうかもしれません。

もし気になる場合は、プロに依頼してください。カメラを複数台置いて、ホストPCにカメラ映像と音声とをあわせた状態で入力することで解決できます。

 

 

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