映像コンバーターといっても様々な種類のものがありますが、ここでは主なものをいくつかご紹介しましょう

HDMIから変換

HDMIからSDIにしたり、HDMIからUSBにしたり。その目的は信号の変換自体が目的であったり、延ばすためであったりします。

 HDMIからSDIに変換するといえば、今一番数は多く出ているかもしれません。それまで数万円していたコンバーターに価格革命を与えた商品です。

また、USBからの給電で動くというのも、現場では重宝します。

コンバーターに液晶モニターが付いているので、そこまで信号がきちんと映像や音が届いているのか確認できます。DIPスイッチの設定により、480iから1080pまで出力信号を変えることができたり、オーディオ信号を乗せ換えたりすることができます。

また、画面の反転機能がついているので、プロンプター画面への返しなどでも使用することができます。

これをこのカテゴリーで紹介すべきか。
入力は、3G/HD/SD-SDI、HDMI、RGB/コンポーネント、コンポジット入力。そして出力は3G/HD/SD-SDI、HDMI出力という、どちらもOKなものです。そして、スケーラーを搭載し、アップ/ダウン/クロス/スキャン・コンバート、フレームレート簡易変換、I/P変換、アスペクト変換にも対応。フレーム・シンクロナイザー(FS)搭載。オーディオ・エンベデッド/ディエンベデッド対応と、まさに1つ持っていると対応の幅がぐっと広がる安心のための機材です。
意外と活躍の場が出てくることがあるのが、HDMIから音声信号を抜き出すというコンバーターです。例えば、パソコンをHDMIでプロジェクターに接続するけど、音声はミキサーを通したいというような場合。パソコンには3.5mm出力があっても、HDMIを繋ぐと音声もHDMIから出るように、自動的に設定が変わってしまうんですよね。毎回繋ぐたびに設定を変えればいいのですが、そんな余裕はない場合に、これを挟んであげれば、音声を光やRCAで分離させることができます。
HDMIからSDIに変換するものですが、同時にHDMIからも出力されます。

オーディオ・エンベデッドが可能であり、1080iスケーラーとしても利用可能です。USBからの給電で使用できます。

AJAというメーカーのもので、高額ですが高い互換性と堅牢、信頼性から放送局も多く使用する安心のコンバーターです。 I-O DATAが出しているHDMI → USB変換アダプター。
CHD312 最近出てきたのが、この格安コンバーター群です。Amazonでは同じ見た目でもっと安いのも出回っているようですが、あまりにも安価なものは注意が必要でしょう。

左のものは、サウンドハウスが販売しているものとなります。

これもHDMIをUSBにしてくれるものと言っていいでしょう。ATEM Mini Proです。

SDIから変換

SDIからHDMIへの変換でも、このBlackmagic DesignのMicro Converterは多く使用されています。

ただ同じBlackmagic Designから出ているATEM Miniシリーズの入力1にこのHDMI出力を入れても、映像が出ません。これは、HDMIのカラー信号には2種類あるのが原因で、ATEM Miniの入力1はRGBスペースのみを受け付け、このMicro ConverterからはYUVスペースのみを出力するからです。ATEM Miniの入力2-4では、問題なく受けることができます。

ATEM Miniの入力1でも、SDI信号をHDMIに変換して表示させられるものはという事で、HDMIからSDIに変換したのと同じシリーズのコンバーターを紹介しておきます。
SDI信号をUSBに変換してくれるものは、多くありません。ほぼこれでいいと思います。

 

 

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