Fullscreen ボタンは、コンピュータのグラフィックスカードのビデオ出力のいずれかを介してビデオを表示するために使用することができます。
これらは、モニター、プロジェクター、テレビなどのディスプレイに接続することができます。

まず、vMixを開く前にこれらのディスプレイをコンピュータに接続し、Windowsの[画面解像度]コントロールパネルでこれらが[ディスプレイを拡張]として設定されていることを確認します。詳細については、MicrosoftのWebサイトの「Windows 10 ディスプレイの使い方」を参照してください。

次に、以下に示すように、[表示] タブの [設定] からディスプレイを選択します。

デフォルトでは、フルスクリーンには vMix の最終的なミックス出力が表示されます。Fullscreen ボタンの右側にある矢印をクリックして、別の出力オプションを選択します。

出力

vMixの最終的なミックス出力は、vMixの右側にも表示されます。

プレビュー

vMixの「プレビュー」エリア(左側)に現在選択されている入力を表示します。

マルチビュー

下記のいずれかの構成でプレビュー、出力、および 8 つ以上の入力を表示します。
レガシーを除くすべての構成には、オーディオメーターとタイトルが含まれています。

プレビュー/出力+8入力

プレビュー/出力+14入力

プレビュー/出力+2入力

レガシー
プレビュー / 出力 + 8 つの入力(タイトルとオーディオメーターなし)。
プレビューと出力の入力は、色のついたボーダーで識別されます。

入力 X

位置 X に入力を表示する

複数の出力

vMix 4Kは最大2つのフルスクリーン出力をサポートしています。

2つのフルスクリーン出力は、3つの同時表示をサポートするグラフィックカードで利用できます。

独自解説

vMixを使用する際、1つはvMixのコントロールをする画面になります。ですので、vMix 4Kであれば3台のディスプレイが使用できるということになります。そしてそれらにはそれぞれプログラムや入力を割り当てることができますし、ショートカットやショートカットの「高度な」設定やトリガーを駆使することにより、フルスクリーンに何を出力するかも自由自在です。

例えば、Zoomミーティングなどを用いた配信を行う場合、返しのモニターを2つ用意して、1つには配信しているPGM出力、もう1つにはZoomの画面の2つが出ていると話しやすいですね。

また、vMix Callを使用した中継を行う場合などならマルチビューを表示しておくことで中継先が準備できたのかがわかるようにしたり、カンペ・指示出しを表示させたりなども考えられます。

お問い合わせ

    vmix

    勝手に解説マニュアル~vMixの使い方-01-

    同じようなソフトには、Xsplit や OBS Studio などがありますが、特に映像も音声も出力系統の豊富さから、業務で配信を請けるのであれば使いこなしたいvMix。
    ですが、日本語のマニュアルや解説書が少なく、ネット上の情報も限られています。本書でvMixの世界を拓いてください。

    vMixは、Windows専用のライブビデオ制作ソフトウェアです。オーストラリアの StudioCoast Pty Ltd 社が開発しています。vMixは購入バージョンによって、標準解像度(SD)、高解像度(HD)、さらには4Kで制作できます。

    この-01-では、「第一章:vMixとは」、「第二章:インターフェイス」、「第三章:設定」、「第四章:入力」と解説しています。まだまだvMixのさわり部分です。

    次回は、「第五章:オーディオ」、「第六章:ビデオの録画(記録)」、「第七章:外部出力(外部)」、「第八章:ストリーム」「第九章:MultiCorder」、「第十章:プレイリスト」、「第十一章:オーバーレイ」とシリーズとして続けてまいります。

    vMixはとても多くの機能が詰まっており、全体では二十章くらいになってしまうのではないかと思っています。全体が完成してからですと、現状日本語の解説本が無い状況を打破できないので、まだ途中ですがださせていただきました。

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