vMixの音声切替は、入力インプットの音声をFollowして切り替わっていく機能があります。これをうまく活用すると、マイクのON/OFFを現場で深く考えずに行うことができるようになりますので、ワンオペレーションの時などは有効です。

例えば弊社では、ZOOM社のLiveTrack L-12というミキサーをオーディオインターフェースも兼ねて使用しています。このUSB接続のミキサーアウト。通常の使い方ですと、Followは切ってしまい、常にvMix側ではあげっぱなしの状態にしておき、ミキサー側で使用するときだけマスターフェーダーをあげる。などの使用方法になろうかと思います。

しかし、InputのMultiViewOverlayにこのミキサーアウトを入れておきFollowにしておくことで、使用時のみONになり使っていないとき(例えば蓋画や動画再生時など)はOFFにしておくということが可能になります。あっちもこっちも操作しないといけなくなると、長時間配信の時どうしても忘れてしまうことも出てきますので、自動化できるところは自動化しておくのがいいと思います。そして、突発的に動画再生時に話したい!という事が起きたときのために、ミキサーアウトのAudioOnのショートカットを割り当てておけば対応も可能です。

ここまでは、全体(ミキサーのMasterOUT)の場合でしたが、これが個別のフェーダーになっても同様です。もちろん個別のフェーダーを操作する必要があるような場合は、音声さんをちゃんと付けるべきですし、BGMにしなければいけない場合になどはフィジカルコントローラーを接続して、vMixの音声自体もコントロールするべきだと思います。LiveTrack L-12とフィジカルコントローラーを接続した場合は、ミキサーのMasterOUTではなく、個別のフェーダーをvMixへの入力として立ち上げることで、フィジカルコントローラーにより個別音量の操作も可能になります。(ただ、L-12での適切な音量調整も必要ですが)もちろんこの場合もMultiViewOverlayや複数ショートカットの連動などをうまく使用することで、手数を減らすことができます。

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