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ヒミズとジネズミ 【生物と環境】

 地下のトンネルの出入り口にアサの種子を播いておいたところ,ヒミズとジネズミが鉢合わせしてしまいました。左側(額が丸みを帯びている)がヒミズ,右側(顔が尖っている)がジネズミで,どちらもモグラの仲間(トガリネズミ科)です。ジネズミは自分でトンネルは掘らないため,前肢が他のモグラの仲間のように特殊化(掌部が平たく大きくなり、鋭い爪がある)していません。ヒミズは自分でもトンネルを掘りますが一般にモグラといわれる大きな仲間ほどは長大なトンネルは掘らず,手のひらは比較的小さいようです(ツメは発達しています)。モグラの仲間は肉食というイメージがありますが,ヒミズやジネズミは植物の種子もよく食べます。

[撮影 北垣憲仁]