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餌台におけるニホンリスの行動 【生物と環境】

 ニホンリスは低山地から亜高山帯までの森林に生息し、樹上に木の枝や樹皮などを組み合わせた球形の巣をつくります。植物(オニグルミやマツの仲間)の種子や花,芽を主な餌としますが,キノコや昆虫なども食べます。丈夫な歯で硬い殻もかじって割ることができます。必ず両手で食べ物を持って食べます。映像は山梨県の小学校に設置した餌台に来たニホンリスの様子を撮影したものです。クルミの実を口にくわえたまま別の実を囓ろうとして困っている様子が良く分かります。
 ニホンリスがオニグルミの木から果実をくわえてを運ぶ様子を撮影したものです。カメラのシャッター音に驚く姿や,一度に4つもくわえて運ぶ様子を見ることができます。小型発信器を用いた長野県林業センターの研究(技術情報 No. 92 山口)では,15 mまでの近距離に運ばれるクルミが多いようですが、中には168mも運ばれたものもあったそうです。

[撮影 北垣憲仁]